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山野水産の養殖ナマズ

ナマズの歴史

なんとその歴史は縄文時代まで遡る。我々が義務教育できちんと習う文化としては最古に近い、縄の文様の土器で有名なあの縄文時代。滋賀県大津市の湖底遺跡からナマズの歯の骨が出土したことから、その遺跡の時代である縄文時代から食されてきたと言われている。

以後、おそらく地域にはよるが常用的に食されてきたのだろう。代表的な文献としては平安時代の「今昔物語」でもナマズを煮て食し、江戸時代の代表的な料理書「料理物語」でもナマズの項目があり、汁物、かまぼこ、杉焼きや鍋焼きで食されたと記されている。

そこから現代。2015年に近畿大学で発表した「近大ナマズ」にて、うなぎにも勝るとも劣らない旨みを実証し、今やうなぎの代用、いや、それ以上のポテンシャルを秘めているとも言われる。


ナマズの生態

生態としては鯉同様に雑食かつ貪欲。他の魚と一緒に育てたりすると共食いを始め、最終的にはナマズのみになってしまうこともしばしば。なんなら幼魚の頃によくみられるが、同じナマズ同士でも空腹になれば大きい方が小さい方を属してしまう共食いをする。

あとは全身で餌を探す能力を持つのも特性。人間の舌や嗅覚で美味しいものや食べ物を判断する能力が全身に備わっているのだ。夜行性のため、視力に頼れないのがこの進化を産んだのであろう。髭を含めた全身で匂いや味を判断し、捕食に取り組む。


ナマズって体にいいの?

鯉や鮒のような代表的な淡水魚と比べてもタンパク質が多く、各種ビタミンやカルシウム、マグネシウム、リンや鉄分等、体に嬉しい栄養素が豊富。疲労回復、脳の中枢神経や末梢神経機能の正常化、動脈硬化の抑制、免疫力の向上などの効能が期待できる。さらに詳しい話をすると、ビタミンEが特に豊富で、その効能は老化防止、若返り効果。注目の栄養素であることは言わずもがな=昨今注目の食材なのだ。


ナマズの調理法

生だと弾力と風味が味わえ、火を通すとフグのようなふわっとした食感。くせもなく扱いやすい食材なので、刺身や蒲焼、フライやソテー、ムニエルetc…さまざまな料理で楽しませてくれる。